「くちビルディング選手権」が グッドデザイン賞2017を受賞しました!
私が独居高齢者の家を訪問する中で、年を重ねると食べる力や筋力が衰えるということを知ったのは3年前のことでした。誰もが当たり前に、意識せずに行っている「食べる」という行為ですが、この動きや筋肉の大切さを知っているかどうかで、人生後半のカラダとの付き合い方が変わってきます。これは今後大きな社会課題になると直感し、プロジェクトを立ち上げました。
そして、「食べる筋肉や動き」の大切さについて、医療的な知識を真正面から伝えるよりも、楽しく人の行動変容を促すようなデザインがしたいという思いで、志を同じくする医療職そしてデザイナーの仲間たちと「くちビルディング選手権」の元になるトライアルを始めたのが2年前のことです。
くちビルディング選手権は、まだまだ成長途中ではありますが、今回、新しい医療保健活動としてデザイン分野から評価をいただけたことを非常に嬉しく思います。これまでサポートやコラボレーションをしてきてくださった方、お一人お一人に、心より感謝を申し上げます。
私たちはこれからも、「摂食嚥下(食べる力)」というテーマで、医療・保健・福祉の活動をもっと参加しやすく、もっと楽しい雰囲気で、もっと多世代で楽しめる分かりやすいデザインとして届けたいと思っています。今後ともご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします!
一般社団法人 グッドネイバーズカンパニー
代表 清水愛子
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◎グッドデザイン賞:受賞公表ページ
https://www.g-mark.org/award/describe/46028
◎本件に関するプレスリリース
https://gnc.or.jp/wp-content/uploads/2017/10/171004_GNCpress.pdf
◎くちビルディング選手権
http://kuchi-building.jp/